【有栖川宮事件】犯人の坂本晴美と北野康行の現在やその後は？「写真に芸能人も騙された詐欺」

４月２８日放送の『爆報！THEフライデー』の「あの人は今…騙された手口！大公開SP」では、皇族の威光を悪用し、ニセ結婚式で荒稼ぎした有栖川宮詐欺事件が取り上げられます。

なんとニセ結婚式には芸能人も出席して騙されてしまうことになってしまいました。

有栖川宮詐欺事件とは一体どんな事件であったのか？

１４年前の事件に迫ってみたいと思います。

有栖川宮詐欺事件とは？
有栖川宮詐欺事件の犯人の坂本晴美と北野康行の出会いや人物像は？
有栖川宮詐欺事件の偽披露宴にはグッズの販売まであった！
坂本晴美と北野康行のその後の現在は？
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有栖川宮詐欺事件とは？

事件は今から１４年前の２００３年４月６日に起こりました。

この日、東京の赤坂のカナダ大使館地下パーティー会場で有栖川宮を名乗る皇族の夫妻の結婚式が行われました。

出席者には石田純一、エスパー伊東、ダイアモンド☆ユカイ、デーブ・スペクター夫人などの芸能人も参加することになったわけですが、有栖川宮が存在したのは１９１３年までなので、この有栖川宮を名乗る皇族の夫妻というのは完全に嘘になります。

なぜ、こんな有栖川宮を名乗って結婚式を行ったかというと、招待客からのご祝儀をだまし取るためで、ニセ結婚式には約４００人が出席し、３００万円のご祝儀を騙し取ることになりました。

それにしても有栖川宮を名乗る皇族の夫妻がエスパー伊藤を呼んでいるところが、ちょっとおかしいですよね！

余興で呼んだってことなのでしょうか？

こんな事件を起こした有栖川宮事件の犯人とは、一体誰なのでしょうか？

有栖川宮詐欺事件の犯人の坂本晴美と北野康行の出会いや人物像は？

有栖川宮詐欺事件の犯人の写真 pic.twitter.com/BQL8dSpA9H

— 錦山彰 (@MP7JPN) 2015年12月12日

これが有栖川宮事件で有栖川宮を名乗った犯人の写真です。

実はこの夫婦は実際の夫婦が詐欺を行ったわけではなく、２人の間に恋愛関係、内縁関係、婚姻関係はありませんでした。

夫役の方は１９９０年に「有栖川宮記念事業団」という政治団体の代表で有栖川識仁（ありすがわさとひと）を名乗る北野康行で、逮捕当時は４１歳でした。

事件は１４年前のことなので、現在は５５歳であると思われます。

そして妻役は有栖川晴美を名乗る坂本晴美はバツ２で３人の子持ちで、当時は４５歳だったので、現在は５９歳であると思われます。

有栖川宮詐欺事件、私が知っている、知られていない真実 https://t.co/yjWuWeRpb5 pic.twitter.com/nPSgoCnz5D

— copysato (@copysato) 2016年2月9日

坂本晴美は自称元女子アナで、事件前の２０００年のインタビューでは…

・ミス・インターナショナルに選ばれたことがある。

・TVレポーターやモデルの仕事をしていた。

・大手企業の役員室秘書を務めていたこともある。

・エイボン化粧品ではトップセールスになったこともある。

と語っていますが、詐欺事件を起こした人物なので、どこまでが本当のことを言っているのかは不明です。

有栖川宮詐欺事件の偽披露宴にはグッズの販売まであった！

北野康行は母親にゆかりのあった地名の川島有栖川町からニセ有栖川宮を思いつき、有栖川識仁を名乗るようになり、関西を中心に皇族としてパーティーに出席する程度の詐欺師でしたが、２００２年にイベント会社に勤めていた坂本晴美が、その肩書に興味を持って近付き、あまりの押しの強さに北野康行は自分が偽物であることを打ち明けると、坂本晴美は「そんなことどうでもいいではありませんか」と披露宴を企画してしまいます。

北野康行は偽皇族であることがバレることを恐れて、披露宴をすることには乗り気ではありませんでしたが、坂本晴美は披露宴の全てを仕切り、披露宴会場には、２人のブロマイドを販売するグッズコーナーや夫妻とのツーショット写真を１万円で販売するなど、普通の披露宴では考えられない物販コーナーまであったということです。

グッズの売り上げを入れると被害総額は約１２００万円にもなったということですが、２００３年１０月に２人は逮捕され、２００６年に懲役２年２カ月の実刑判決が下されることとなりました。