高野和樹(佐野勇斗)がハーメルン事件の犯人を目撃したことから連れ去られ、阿相寛子(横山めぐみ)の子供までいなくなってしまいました。
一体、犯人は誰で何の目的で事件を起こしているのか?
いよいよ最終回でハーメルン事件の犯人が明らかとなり、全ての謎が解けます。
果たしてどんな真相が待ち受けているのか?
全ての謎が明らかとなる12月16日放送の『砂の塔~知りすぎた隣人』最終回 第10話のキャスト、あらすじ、感想をネタバレでお届けしていきます。
『砂の塔』第10話のあらすじ
高野和樹(佐野勇斗)がハーメルン事件の犯人に連れ去られたことで、高野健一(田中直樹)は佐々木弓子(松嶋菜々子)が息子を奪うために連れ去ったと思い、佐々木弓子(松嶋菜々子)の自宅に向かうと部屋の鍵が開いていて、部屋の中は花が散乱していました。
部屋の様子を見た高野健一(田中直樹)は佐々木弓子(松嶋菜々子)がハーメルン事件の犯人だと高野亜紀(菅野美穂)と一緒に警察に言いに行こうとすると、それを聞いていた高野そら(稲垣来泉)がテーブルの上に置いていたスマホで生方航平(岩田剛典)に電話をしました。
生方航平(岩田剛典)は電話に出ると、目の前に黄色いカーネーションを持ったハーメルン事件の犯人らしき人物が通りかかり、電話を後でかけ直すと言って電話を切ります。
生方航平(岩田剛典)に気付いた犯人が逃げると、生方航平(岩田剛典)は追いかけます。
生方航平(岩田剛典)が走って捕まえるも、犯人にナイフで切りかかられて犯人の顔を見た生方航平(岩田剛典)は「あんた…」と言って驚き、逃げられてしまいました。
一方、荒又秀実(光石研)は男女の二人組と見て捜査を続けていました。
そんな中、阿相寛子(横山めぐみ)の子供の持ち物がマンション前に置かれ、誘拐されたことが判明します。
高野健一(田中直樹)と高野亜紀(菅野美穂)は警察に行って事情を話しますが、一度、高野和樹(佐野勇斗)がハーメルン事件の容疑者として捕まっていたため、いたずらではないかと相手にされず、荒又秀実(光石研)もいなかったため、まともに相手にはしてはもらえませんでした。
高野亜紀(菅野美穂)は佐々木弓子(松嶋菜々子)の店に行って探しますが、すでに店を手放して羽田空港に向かったことを店員から聞かされます。
高野亜紀(菅野美穂)は車で羽田空港に向かう佐々木弓子(松嶋菜々子)を発見し、車を止めてトランクの中に高野和樹(佐野勇斗)がいるのではないかと開けさせますが、トランクの中には何もありませんでした。
高野亜紀(菅野美穂)はそれを見て謝って走り去っていきます。
一方、警察に来ていた高野健一(田中直樹)は犯人が乗っていた黒いセダンは盗難車で、羽田空港を何度も行き来していたことを聞き、阿相武文(津田寛治)に仕事を依頼された時に乗った車も黒いセダンだったことを思い出します。
高野健一(田中直樹)は阿相武文(津田寛治)の愛人の家に行って、阿相武文(津田寛治)が誘拐したのかと問い詰めると、そこには誘拐されていたはずの阿相武文(津田寛治)の息子が!?
阿相武文(津田寛治)は阿相寛子(横山めぐみ)にハーメルン事件のふりをして3000万円の身代金を持ってこさせて逃走資金にしようとしていました。
その目論見は見つかり、阿相武文(津田寛治)は警察に逮捕されてしまうのでした。
一方、荒又秀実(光石研)は山梨県の集落を捜索すると、被害者の子供の持ち物をある家で発見します。
すると、一台の車に乗って犯人と思われる人物が逃げていきました。
高野健一(田中直樹)は高野亜紀(菅野美穂)に高野和樹(佐野勇斗)を連れ出すのは大変だし、リスクが高いので、このタワーマンションの中のどこかに閉じ込められているのではないかと考え、警察に向かいます。
佐々木弓子(松嶋菜々子)は高野和樹(佐野勇斗)のことが気になってマンションに戻ってくると、マンションの最上階から火災が発生してしまいます。
全員が避難する中、佐々木弓子(松嶋菜々子)は一人エレベーターに乗って上へ向かいます。
一方、荒又秀実(光石研)が逃げた車を追いかけると、そこには「みやせれいこ(長野里美)」という人物が乗っていました。
しかし運転していた人物の姿はありません。
一方、高野亜紀(菅野美穂)は火事の中、高野和樹(佐野勇斗)を探します。
その頃、佐々木弓子(松嶋菜々子)は自宅に戻って、監視カメラの映像を確認して高野和樹(佐野勇斗)がどこに行ったのかの手がかりを追います。
一方、荒又秀実(光石研)が「みやせれいこ(長野里美)」を取り調べると「うちの子本当に悪い子なのよ!本当に手がかかってしまう悪い子なの!」と言います。
そんな中、高野健一(田中直樹)が警察に到着し、荒又秀実(光石研)に事情を説明します。
エレベーターが動かず上に行けなくなった佐々木弓子(松嶋菜々子)は高野亜紀(菅野美穂)に連絡して居場所を知らせ、高野和樹(佐野勇斗)を助けるように言って向かうと、そこには犯人の姿が!?
なんと犯人は生方航平(岩田剛典)でした。
生方航平(岩田剛典)は高野亜紀(菅野美穂)に愚かな母親を罰するために全ての事件を起こしたことを告げます。
そして自分の母親もそんな母親だったと、母親に傷つけられた自分の体見せます。
高野亜紀(菅野美穂)は誰かにやらされたのではないか?誰かをかばっているのではないか?と言いますが、生方航平(岩田剛典)は自分一人でやったと言い張り、一人逃げていくのでした。
生方航平(岩田剛典)は逃げながら電話で「逃げて!とにかくどこでもいいから逃げて!捕まっても全部俺が勝手にやったと言うんだよ!」と告げます。
そして生方航平(岩田剛典)は逮捕され、荒又秀実(光石研)は、すでに母親を逮捕し、最初の事件で誘拐したことを自供したことを告げます。
生方航平(岩田剛典)の母親は1年前に認知症を患い、1人目の子供は病院の帰りに母親がさらってしまったものの、ネグレクトされていた被害者の子供はもう家には帰りたくないと言い出し、子供がいると元気になったことから、2人目以降は生方航平(岩田剛典)がさらい、子供達が昔の自分と重なり、愛して欲しいのに愛してもらえない、逃げたいのに逃げられない、助けてやりたい気持ちと母親たちに気付いて欲しい気持ちでさらったことを自供しました。
事件後、高野亜紀(菅野美穂)は佐々木弓子(松嶋菜々子)にお礼を言うと、佐々木弓子(松嶋菜々子)が「安心して!もう二度とあの子の前には現れないから、あの子を和樹のこと…」と言うと、高野亜紀(菅野美穂)は「幸せにします。必ず」と約束をします。
そこに高野和樹(佐野勇斗)が現れ、佐々木弓子(松嶋菜々子)は和樹という名前の由来を語り、それを聞いた高野和樹(佐野勇斗)は「母に伝えてくれませんか?僕は今凄く幸せだから、僕を産んでくれてありがとうございましたって」と言うと、佐々木弓子(松嶋菜々子)は「わかった。伝えるわ!」と泣きながら、その場を後にするのでした。
キャスト
高野亜紀(菅野美穂)
生方航平(岩田剛典)
阿相寛子(横山めぐみ)
阿相武文(津田寛治)
橋口梨乃(堀内敬子)
尾野綾香(ホラン千秋)
荒又秀実(光石研)
今井仁恵(酒井美紀)
みやせれいこ(長野里美)
高野健一(田中直樹)
高野和樹(佐野勇斗)
高野そら(稲垣来泉)
佐々木弓子(松嶋菜々子)
感想
ついに全ての真相が明らかになりましたね!
阿相武文(津田寛治)が何気にハーメルン事件に乗じて自分の息子を連れ去ったりして、かく乱させてきましたが、結局は生方航平(岩田剛典)でしたね!
生方航平(岩田剛典)がハーメルン事件の犯人なのではないかという声は結構あったので、当たった方も結構多かったのではないでしょうか?
生方航平(岩田剛典)の高野亜紀(菅野美穂)への気持ちは本当だったってことでいいのでしょうかね?
最後、急に犯人になったので、どこまでが本当だったのかがよくわからなくなってしまいましたが、岩田剛典はいい人キャラの時より、悪役になった時の方がの演技が上手かったような気がします。
何だかんだ怖いことをしまくってきた佐々木弓子(松嶋菜々子)が高野和樹(佐野勇斗)から「僕を産んでくれてありがとうございました。」って言った時は、あれだけのことをしてたのに何だか妙に感動してしまいました。
ちなみに黄色いカーネーションの花言葉は軽蔑です。
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