8月18日放送の『爆報!THE!フライデー』は「爆報!謎解きサスペンス!第3弾!」として実録!S銀行9億円横領事件が取り上げられました。
1人の女が9億円もの大金を横領してヒモ男に7年間もの間、1300回も貢ぎ続けていたという日本中を驚かせた史上最悪の横領事件の女性銀行員Xが編み出した驚くべき犯罪テクニックとは一体どのようなものだったのでしょうか?
映画『紙の月』のモデルにもなったとも言われる事件の内容を実名ネタバレでお届けしていきたいと思います。
S銀行9億円横領事件の犯人の銀行員Xとタクシー運転手のヒモ男Yは誰?
S銀行=滋賀銀行
容疑者:勤続18年の真面目なエリート銀行員X=奥村彰子
ヒモ男:タクシー運転手Y=山県元治
以上が実際の事件の実名になります。
これを踏まえて、番組で語られた内容を実名でお届けしていきたいと思います。
奥村彰子と山県元治の出会いは?
事件が幕を開けたのは東京オリンピック翌年の1965年に当時36歳の奥村彰子は勤続18年を誇る仕事一筋のキャリアウーマンとして活躍していました。
しかし、そんな奥村彰子は周りが結婚していく中、ずっと独身で彼氏もいませんでした。
これには理由があり、奥村彰子が幼い頃に両親は離婚し、母親はそれ以来、男性全般を毛嫌いして「男なんて人生に必要ない!関わるんじゃないよ!」と教育され、その言いつけを守り、まともな交際経験はありませんでした。
そんな奥村彰子に偶然にもある男との出会いがありました。
職場で行われた懇親会の帰りにタクシーを拾うと、偶然乗り合わせた運転手こそが後に9億円を貢がせることとなった山県元治だったのです。
山県元治は奥村彰子より10歳も若くハンサムで明るい雰囲気の男性で、これまで男の入る隙を見せずに生きてきた奥村彰子は男性というよりただの運転手という感じで、気軽に話すことができ、世間話や身の上話を話すと、山県元治は「僕のお金も預かってもらおうかなぁ?」と言い出し、奥村彰子はその真面目さから銀行の顧客を増やそうとその話に食いついてしまいます。
そして後日、奥村彰子は山県元治と会って熱心に勧誘すると、山県元治は「わかりました。預けましょう。でもそれは銀行を信用してのことじゃない。僕がお金を預けるのはあなたの喜ぶ顔が見たいからです。」と思いがけないことを言われ、これまで男性経験がない奥村彰子は山県元治に心揺さぶられ、この後も山県元治は熱心に銀行に通ってアプローチし、2人は付き合うこととなりました。
山県元治の詐欺の手口と裏の顔とは?
付き合い始めてひと月が経った頃、山県元治は「2万円でいいから金を貸してくれないか?」と頼みました。
奥村彰子がお金を貸すことに難色を示すと、指輪をプレゼントだと言って取り出し「本当は俺も揃いで買いたかったんだけど、予算が足りなくてさ、俺の分出してくれないかな?」と言って、奥村彰子から2万円を借りることとなります。
その後も「こんな服を着て君を銀行に迎えに行きたいなぁ…」と言ってはお金を借り「君のために」と言ってはお金を借り続けました。
そして奥村彰子は山県元治をつなぎ止めるため、自分の貯金や家族のお金を渡してしまいます。
この頃には、すっかりお金を渡すことが愛情の証となっていましたが、山県元治にはとんでもない裏の顔がありました。
それは極度のギャンブル癖で、競艇に大金をつぎ込む生活を送っていたのです。
年齢的にも捨てられたら後がないと思った奥村彰子は要求がエスカレートする山県元治から銀行にお金がいっぱいあるじゃないかと言われ、ついに銀行のお金にまで手をつけてしまうことになります。
9億円横領の手口とは?
9億円横領の手口 その①「定期預金を解約し、現金を入手」
奥村彰子は客の知らない所でこっそり定期預金を解約し、現金を手に入れようと画策
9億円横領の手口 その②「油紙を使って印鑑を偽造」
定期預金を解約するには責任者の押印がいるため、不正とは別の書類に印鑑を押してもらい、インクが渇く前に油紙に吸い上げて、不正書類に押して転写していました。
これにより、偽造が知られることもなく、定期預金の不正な現金化に成功し、山県元治に渡していました。
その後も同じ方法で横領を繰り返し、横領した定期預金を客が下ろしにきた時には他の客の定期預金を解約して渡していました。
さらに不正をするために休日出勤をしていた奥村彰子は評価され、昇給まで果たしてしまいます。
しかし、この出世が事件が明るみに出るきっかけとなってしまったのです。
9億円横領発覚と判決
1973年1月、奥村彰子は栄転となり、今までは定期預金を1人で管理していたから成立していましたが、担当者が変わると、すぐにバレてしまうと思った奥村彰子は突然姿を消し、その後、銀行では定期預金がなくなっていることがわかり、横領が発覚しました。
犯行発覚から8カ月後に潜伏先である大阪で見つかり、奥村彰子は4畳半のアパート暮らしで、現金もなく皿洗いのアルバイトをしていました。
言い訳をせずに罪を認めた奥村彰子は詐欺・業務上横領で懲役8年、そして逮捕された山県元治は詐欺・業務上横領で懲役10年となりました。
実際に罪を犯した奥村彰子よりも山県元治の方が重い罪になったのは横領したお金を受け取っている間に山県元治は実は別の女性と結婚していて、家族のために豪邸を建てていたので、そのの悪質さがから、奥村彰子よりも重い罪になったのでした。
9億円は今でいうと30億円に相当する金額だということですが、映画『紙の月』のモデルにもなったというだけあって、手口とか番組の再現が凄く似ていると思いました。
以上、『爆報!THE!フライデー』の「爆報!謎解きサスペンス!第3弾!」実録!S銀行9億円横領事件の実名ネタバレでした。
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