12月21日放送の『水曜日のダウンタウン』の世の中の様々な説を検証する「みんなの説」のコーナーの中で『アカギ』が進み具合が非常に遅い漫画であるとして、現実と時間経過の乖離が最も激しい漫画「アカギ」説を検証することとなりました。
例えば『スラムダンク』の連載期間は6年で作品の経過時間は3カ月なので、時間の進み具合が遅いですが、逆に『島耕作シリーズ』だと連載33年で作品の経過時間は33年なので、連載と経過時間が同じでちゃんと進んでいる漫画になります。
そして今回は現実と時間経過が最も激しい漫画のランキングが発表されました。
ランキングは連載15年以上で単行本関数30巻以上で許可が下りた作品でランキングを作成!
その方法は作品中の経過時間を連載期間で割った数値、つまり連載1年で進む日数でランキングを作成することとなりました。
例えば『クッキングパパ』なら作品中の経過時間(14年6カ月)÷連載(31年)=連載1年で進む日数(170日)となります。
果たして、問題の『アカギ』は何位にランキングするのでしょうか?
時間の進みが遅い漫画ランキング(10位~6位)
10位:アカギ(1992年~続刊・連載24年・単行本32巻)91日
現在連載中の鷲巣麻雀編でたった一晩の話を19年以上かけて描き続けていますが、実はこの漫画は開始早々に6年間も話が進んでいたのです。
第1巻で13歳だったアカギは一度行方をくらまして第8巻で再登場した時には19歳になっており、トータルだと作品中の経過時間(6年)÷連載(24年)=連載1年で進む日数(3カ月)となります。
ちなみに鷲巣麻雀編だけなら作品中の経過時間(8時間)÷連載(19年)=連載1年で進む日数(25分)と断トツの1位になります。
9位:麻雀飛龍伝説 天牌(1999年~続刊・連載17年・単行本86巻)58日
『麻雀飛龍伝説 天牌』は作品中の経過時間(2年8カ月)÷連載(17年)=連載1年で進む日数(58日)となります。
麻雀漫画は心理描写が長く、一晩の勝負に1年以上かかることも多いということです。
8位:PALM(1983年~続刊・連載28年・単行本38巻)52日
『PALM』は作品中の経過時間(4年)÷連載(28年)=連載1年で進む日数(52日)となります。
7位:龍狼伝(1993年~続刊・連載23年・単行本54巻)51日
『龍狼伝』は作品中の経過時間(3年2カ月)÷連載(23年)=連載1年で進む日数(51日)となります。
6位:カイジ(1996年~続刊・連載17年・単行本61巻)46日
『カイジ』は作品中の経過時間(2年2カ月)÷連載(17年)=連載1年で進む日数(46日)となります。
まさか『アカギ』よりも『カイジ』の方が長いとは…
福本伸行先生の漫画が2つもランクインするなんて凄いですね!
福本伸行先生の作品は心理描写に時間がかかるので、時間がかかるのは致し方しないのかもしれませんね!
時間の進みが遅い漫画ランキング(5位~1位)
5位:グラップラー刃牙(1991年~続刊・連載24年・単行本123巻)42日
範馬勇次郎VS範馬刃牙の親子対決に単行本8冊もかけた『グラップラー刃牙』は作品中の経過時間(2年9カ月)÷連載(24年)=連載1年で進む日数(42日)となります。
4位:DEAR BOYS(1989年~2016年・連載27年・単行本74巻)27日
最後の試合に費やした連載期間はなんと3年8カ月という『DEAR BOYS』は作品中の経過時間(2年)÷連載(27年)=連載1年で進む日数(27日)となります。
3位:テニスの王子様(1999年~続刊・連載16年・単行本61巻)23日
『テニスの王子様』は作品中の経過時間(1年)÷連載(16年)=連載1年で進む日数(23日)となります。
2位:なんと孫六(1981年~2014年・連載33年・単行本81巻)22日
高校野球→プロ野球→メジャーまでの経過年数が11カ月で、さらにプロ野球選手とメジャーリーガーになる間にプロゴルファーになったり、寺で修行したり、殺人未遂で二度逮捕されたりもしているにも関わらず、全てがたった11年11カ月の話というとんでもない物語になっています。
『なんと孫六』は作品中の経過時間(1年11カ月)÷連載(33年)=連載1年で進む日数(22日)となります。
1位:Dreams(1996年~続刊・連載20年・単行本70巻)15日
最も時間がかかった試合は甲子園準々決勝での一戦で、主人公の一打席に3カ月を費やし、さらに1球も投げない話が2回、3回裏の攻防には1年間をかけ、1試合を終えるのにかかった期間は6年間17巻も費やしました。
『Dreams』は作品中の経過時間(10カ月)÷連載(20年)=連載1年で進む日数(15日)となります。
作品で1年進むのに24年必要となり、まだ高校1年生の主人公が高校を卒業するまでにはあと52年もかかってしまいます。
ちなみに原作者の七三太郎先生は現在72歳なので、高校卒業まで描くと124歳になってしまいます。
そして『Dreams』を読み続けているゲストの伊集院光がこの漫画が先々月に大変なことになったと語り、なんと連載してる雑誌の『マガジンSPECIAL』が2017年1月20日号で休刊となり、試合の途中で主人公のピッチャーが8人連続でデッドボールを投げて、高野連の会長からいきなり「お前はいなかったことにする。」と言われて、来月に続くとなり、一方その頃、ずっとライバルにしていた選手が交通事故で亡くなってしまうという驚きの結末を迎えたということです。
この漫画、休刊後も続くのでしょうか?
ある意味、注目の作品ですね!
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