【やすらぎの郷】最終回のあらすじネタバレと感想「結末は菊村栄が榊原アザミに騙される」

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4月3日から放送され人気を博してきた倉本聰脚本の昼ドラ『やすらぎの郷』が9月29日に最終回を迎えます。

榊原アザミ(清野菜名)の前で醜態をさらしてしまった菊村栄(石坂浩二)はどうなってしまうのか?

結末が大注目の『やすらぎの郷 最終回拡大スペシャル』の最終回のキャストとあらすじ&感想をお届けしていきたいと思います。

※ここからはネタバレになりますので、ご注意下さい。

 

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『やすらぎの郷 最終回拡大スペシャル』第129話のあらすじ

 

菊村栄は榊原アザミに騙されていた?

 
酔っぱらった菊村栄(石坂浩二)は夕べ、榊原アザミ(清野菜名)と何があったのかほとんどのことが思い出せませんでしたが、何かとんでもない醜態をさらしてしまったことだけは自覚していました。

そして温泉から上がると、湯の香荘の主人(片岡鶴太郎)から、昨日、菊村栄(石坂浩二)がおもらしをしてしまい、榊原アザミ(清野菜名)が下の世話をしたことを聞かされます。

そんな醜態をさらした菊村栄(石坂浩二)の元に榊原アザミ(清野菜名)が訪ねてきて、菊村栄(石坂浩二)は「昨日はすまなかった。醜態をさらした。」と言って謝ると、榊原アザミ(清野菜名)は菊村栄(石坂浩二)の台本を読んで、嬉しくて何度も泣いたこと、そして新しく菊村栄(石坂浩二)が加えたシーンに心が震えたことを告白し、感謝の気持ちを涙ながらに伝えます。

あまりにも感動して熱く語る榊原アザミ(清野菜名)に菊村栄(石坂浩二)は「手を離したのは私」という正直な告白に、ドキッとしたと語り、榊原アザミ(清野菜名)の母親が生まれる前におばあちゃんの手を放したのは自分であることを告げるのでした。

菊村栄(石坂浩二)は榊原アザミ(清野菜名)に「おばあちゃんと私は愛し合っていた時期がある。おばあちゃんはまだ若くて、びっくりするほど今の君によく似ていた。おばあちゃんはひたむきに私を愛してくれて、必死に俺についてこようとした、でもねぇ、その時、俺はすでにカミさんがいたんだよ。おばあちゃんのひたむきさが怖くて、卑怯にも俺は捨てて、逃げちゃったんだよ。俺はカミさんも愛してたからね…だからね…彼女の手を離したのは君よりずっと前に私だったんだよ…だから、君の本を直したのは彼女への贖罪の意味で直したんだ…」と語ります。

すると榊原アザミ(清野菜名)は「違うんです。先生に謝らなくちゃならないことがあります。私…先生を騙してました。読んで頂いたあの台本…本当は私が書いたものじゃありません。私の彼が書きました。もちろん元は私の体験です。彼と話して、一緒に考えました。でも…実際は彼が書きました。彼、大学のシナリオを専攻している先輩で、とても優秀な学生です。私以上に先生のファンで、先生のこと物凄く尊敬しています。先生の作品は全部見てますし、ですから私達のアパートの部屋には先生のシナリオがほとんどあります。ボロボロになるぐらい何度も読んでます。ごめんなさい…」と謝ります。

それを聞いた菊村栄(石坂浩二)は「驚いたなぁ…」と言うと、榊原アザミ(清野菜名)は彼氏に会ってくれないかと頼み、菊村栄(石坂浩二)は心の中で、心がポッキリ折れてしまうのを感じてしまうのでした。

 

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老いらくの恋の終焉とやすらぎの郷

 
榊原アザミ(清野菜名)が彼氏の羽村俊一郎(神木隆之介)を連れてくると、羽村俊一郎(神木隆之介)は「全部自分が言い出したことで、彼女は何も悪くないんです。」と謝ると、榊原アザミ(清野菜名)は「いえ、違うんです。私が言い出したんです。」とお互いをかばい合い、自分の方が菊村栄(石坂浩二)のファンだと言い合い、そして謝ります。

そんな様子を見た菊村栄(石坂浩二)は「案外、本が素晴らしかったんで、勝手に乗せられてちゃったんだ。僕が書いた本は君達に差し上げる。」と語ると、羽村俊一郎(神木隆之介)は感激し、榊原アザミ(清野菜名)は「宝物にします。」と言って、感謝するのでした。

そして菊村栄(石坂浩二)は笑いながら榊原アザミ(清野菜名)に「それにしても、どうして役者にならなかったんだ?おばあちゃんより筋がいいぞ!」と言い、2人の脚本に心打たれたのは今までのテレビドラマに影響されずに誰にも媚びることなく書かれていたからだと告げるも「今のテレビ界はすぐに使えるもの、受けるものを重視する傾向にあるから、コンクールに出したら落とされてしまうかもしれないな!その本の新鮮さ、それから素晴らしさに気付くようなプロデューサーはいないかもしれない。だけどね。君達はそれでいいんだよ。今のテレビ界には君達のそういう本当の創意が必要なんだから」と語ります。

すると羽村俊一郎(神木隆之介)は、これからのテレビを書く自分たちに何か一言と言って、色紙を渡して、言葉を書いてくれるようにお願いします。

菊村栄(石坂浩二)は色紙を受け取ると「あそこに一本の立派な木があるだろう。あの素晴らしい木を根元から切って、自分の庭に移そうとしても、立たないとさ、根がないからね。木というのは根があって立つ、でも根は見えない。見えないから忘れる。忘れちまって、枝ぶりだとか葉っぱだとか実とか花とか、そういうものばかり大事にしてしまう。それだから今のドラマはダメなんだよ。そういうものを大事にしなきゃ、いいドラマはできっこないのさ」と語り、色紙に「樹は根に拠って立つ、されど根は人の目に触れず」という言葉を書いて、2人を東京に帰すのでした。

その夜、1人になった菊村栄(石坂浩二)は久しぶりに会うマッサージ師(笑福亭鶴瓶)にマッサージを頼むと「またドラマを書いて下さいな!」と言われ、うとうとしながら、菊村栄(石坂浩二)は榊原アザミ(清野菜名)と出会ってからの3カ月を思い出し、孫のような年齢の娘相手に何と滑稽な夢を見ていたことかと思いながら、でもそれが悪いものではなく、これが80にして抱いた老いらくの恋だったのかもしれないとぼんやりと物思いにふけっていると、菊村律子(風吹ジュン)の笑い声が聞こえてくるのでした。

そして、やはり滑稽だよなと思いながら「笑え!笑ってくれ!俺のこのざまを!思いっきり笑え!お前が笑うのを久しぶりに見るよなぁ、理由がなんであれ、そのことが嬉しいよ。お前が俺を笑ってくれてるのが、よし、じゃあ全部話そう。アザミとのいきさつを全部話そう。その前にお茶を一杯入れてくれ!洗い物はいいから、お茶一杯…えっ…その時、私はドキッと気付いた、律子はいないのだ。もういないのだ。しゃべる相手がもうおらず、私は一人まだ生きているのだ。突然、私の内臓の奥に鉛のような寂しさが襲った。それはどういうか、圧倒的な虚しさと孤独感で、私の心を押し潰し、膨らんだ。人には誰しも話し相手が必要だ。嬉しい時、悲しい時、腹が立った時、泣きたい時、賛成も同意もいいから、ただ傍にいて話を聞いてくれ、うなづいてくれる話し相手がいる。それが妻だった…律子だった。その律子が、もはやこの世にいないのだ。律子はもういない…そう思ったら涙が吹き出した。」と心の中で語ります。

翌日、菊村栄(石坂浩二)はレンタカーでやすらぎの郷に帰りながら「やすらぎの郷、そこには私と似たような孤独をそれぞれ持ちながら、押し隠して生きる。悲しい同世代の仲間たちがいる。彼らに会いたい。たまらなく思った。」と心の中でつぶやくのでした。

 

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キャスト

 
菊村栄(石坂浩二)

白川冴子(浅丘ルリ子)

及川しのぶ(有馬稲子)

水谷マヤ(加賀まりこ)

名倉みどり(草刈民代)

三井路子(五月みどり)

松岡伸子(常盤貴子)

名倉修平(名高達男)

井深凉子(野際陽子)

高井秀次(藤竜也)

菊村律子(風吹ジュン)

財前ゆかり(松岡茉優)

真野六郎(ミッキー・カーチス)

九条摂子(八千草薫)

岩倉正臣(山本圭)

白鳥洋介(上條恒彦)

榊原アザミ(清野菜名)

羽村俊一郎(神木隆之介)

湯の香荘の主人(片岡鶴太郎)

マッサージ師(笑福亭鶴瓶)

貝田英信(藤木孝)

三角寛次(山谷初男)

堺田俵介(毒蝮三太夫)

那須(倉田保昭)

原田(伊吹吾郎)

中井竜介(中村龍史)

年の離れた夫婦・夫(倉本聰)

年の離れた夫婦・妻(中島みゆき)

川添夕子(松本ふみか)

風間ぬい子(広山詞葉)

三枝奈々(東松史子)

宮下一馬(平野勇樹)

中里正(加藤久雅)

橋本忠吉(納谷真大)

野村伊三郎(芳野史明)

進藤秀夫(山下澄人)

冲正之(熊澤洋幸)

千倉和夫(森谷勇太)

菅野平助(西岡ゆん)

村松豊(福崎峻介)

荒木実(関健介)

正岡治(池田絢亮)

田辺三郎(湯川尚樹)

 

『やすらぎの郷 最終回拡大スペシャル』第129話の感想

 
『やすらぎの郷 最終回拡大スペシャル』を見た視聴者の感想をまとめてみました。

最終回で菊村栄(石坂浩二)が榊原アザミ(清野菜名)と羽村俊一郎(神木隆之介)に語ったことは今テレビドラマを作っている人達やドラマに関わらず、創作活動をする若者への倉本先生の熱いメッセージのように感じて、感動しました。

そして妻に先立たれた菊村栄(石坂浩二)のラストの語りは、何気ないことを話し合える家族がいることの大切さ、そして、それを失っても、そういう思いを共有できる仲間がいることの大切さを改めて感じさせてくれる感動的なシーンで、素晴らしいラストだったと思います。

このドラマはシニア向けと言われていましたが、世代に関係なく、既存のゴールデンのドラマよりも数段面白い、いいドラマだったと思います。

これだけ豪華なキャストが集まったのも、倉本先生が脚本だったからこそ、成し得た奇跡のようなドラマがこのまま終わってしまうのも勿体ないので、今後は『北の国から』のように、スペシャル版で帰ってくることを期待しています。

 
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