前回の第8話では、巻鏡子(もたいまさこ)の元に富山県警の大菅直木(大倉孝二)が現れ、早乙女真希(松たか子)は実際の早乙女真希とは全くの別人で、正体が誰なのかがわからないというとんでもない展開が待っていました。
⇒【カルテット】8話のネタバレあらすじと感想「家森がすずめにSAJ実演が切ない!早乙女真希が別人の嘘がヤバすぎる」
早乙女真希(松たか子)とは一体、誰のなのか?
最終章・前編となる3月14日放送『カルテット』第9話のキャスト・あらすじ・感想をネタバレでお届けしていきます。
『カルテット』第9話のあらすじ
早乙女真希の本名は山本あきこ
巻鏡子(もたいまさこ)は富山県警の大菅直木(大倉孝二)から自転車泥棒で捕まえた女(篠原ゆき子)が闇金絡みの業者に戸籍を売り、それを買ったのが早乙女真希(松たか子)だと告げます。
さらに本名は山本あきこ、富山市出身で10歳の時に母親を亡くし、その後、母親の再婚相手である義理の父親に預けられるも、暴力を受け、何度か家出をくり返すものの、連れ去られ、平成15年12月19日に300万円で戸籍を購入して姿を消したことも告げられるのでした。
一方、早乙女真希(松たか子)と世吹すずめ(満島ひかり)は仲良く洋服屋でお互いに似合いそうな服を見ながら
早乙女真希(松たか子)「すずめちゃん、誕生日って4月だっけ?」
世吹すずめ(満島ひかり)「3日」
早乙女真希(松たか子)「えっ、なんかプレゼントしてくれるの?」
世吹すずめ(満島ひかり)「聞いただけ、真希さんは?」
早乙女真希(松たか子)「8月」
世吹すずめ(満島ひかり)「8月10日、えっ、プレゼントしてくれるの?」
早乙女真希(松たか子)「聞いただけ」と言い、2人は帰りにブランコに乗って盛り上がり、別荘に帰ります。
別荘に帰ると、3人は別府司(松田龍平)から、弟が別荘を売りに出そうとしてる話をすると、3人は、ここがなければカルテットができないわけではないし、それぞれ働いてアパートを借りることを話すと、別府司(松田龍平)は「それじゃあ、そっちが本業になっちぃますよ!仕事やバイトが優先になって、シフトがあるからって本来やりたかったことができなくなった人を僕はたくさん見てきました。」と言います。
それを聞いた3人は「でも、このままだと将来本当にキリギリスになっちゃうから、そろそろ社会人としてちゃんとしないと」と言いますが、別府司(松田龍平)は「ちゃんとした結果が僕です。ちゃんと練習しようよ!ちゃんと楽譜見ようよ!子供ヴァイオリン教室の頃から僕、周りの子達に言ってたんです。その頃ちゃんとしてなかった子供達は今、世界中で活躍してます。ちゃんとしようよ!ばっかり言ってた僕は今…僕は皆さんのちゃんとしてないところが好きなんです。例え世界中に責められても、僕は全力で皆さんを甘やかしますから、少し時間を下さい。この別荘は僕が守りますから」と告げるのでした。
大菅直木が早乙女真希の元に訪れる
巻鏡子(もたいまさこ)は警察から聞いた話を巻幹生(宮藤官九郎)に話し、早乙女真希(松たか子)の義理の父親が心不全で亡くなったのと戸籍を買っていなくなったのが同じ日だったことから、警察が疑っていることを告げるのでした。
一方、ノクターンでは谷村大二郎(富澤たけし)の誕生日のサプライズをするため、谷村多可美(八木亜希子)と4人がケーキを持って谷村大二郎(富澤たけし)のいる部屋にこっそり向かうと、来杉有朱(吉岡里帆)が谷村大二郎(富澤たけし)の膝の上に乗って誘惑していました。
すると谷村大二郎(富澤たけし)は「君、何してんの?そういうのやめてくれる?僕ママのこと愛してるんで!」と言い、谷村多可美(八木亜希子)と4人が見てる中、来杉有朱(吉岡里帆)は何事もなかったかのように部屋を出ていきます。
その後、来杉有朱(吉岡里帆)はノクターンを辞めることになり、全員に「だーいすき」と嘘くさく挨拶をした後「不思議の国に連れていっちゃうぞ!有朱でした。」と言って、その場を去っていくのでした。
一方、大菅直木(大倉孝二)は巻幹生(宮藤官九郎)に早乙女真希(松たか子)の母親は12歳の少年がその日生まれてくる弟の病院に駆けつけようとして自転車でぶつかって亡くなり、2億円の賠償を請求された加害者の少年の一家は離散となるも、それでも賠償金を12年間請求し続けたことを聞かされます。
すると巻幹生(宮藤官九郎)は大菅直木(大倉孝二)に「理由ってそれじゃないですか?真希ちゃんって賠償金の受取人だったんですよね?真希ちゃんがいなくなってから支払いはどうなってたんですか?」と聞くと、大菅直木(大倉孝二)は「支払いは停止しました。」と言います。
巻幹生(宮藤官九郎)は「やっぱりそれじゃないですか?真希ちゃんが戸籍買って失踪した理由ってそれじゃないですか?被害者なのに加害者みたいになった気持ちになって、義理のお父さんの請求を止めようとして、真希ちゃんはそっちを選ぶ人ですよ!そうか真希ちゃん普通の人になりたかったんだ。ずっとビクビクして生きてきたけど、普通の人になって生きようとして…これでやっとって思ったのに…」と泣き出すと、大菅直木(大倉孝二)は「そしたら今度は夫が失踪しちゃったと、離婚して振り出しに戻っちゃったと」と言い、大菅直木(大倉孝二)は軽井沢に向かうのでした。
その夜、別府司(松田龍平)は弟を説得できずに祝賀会のはずが、残念会になってしまったと落ち込んで帰ってきます。
すると家森諭高(高橋一生)が帰ってきて「バイト決まりました。」と言い、別府司(松田龍平)は祝賀会ができると喜びます。
家森諭高(高橋一生)は来杉有朱(吉岡里帆)が辞めたノクターンでのバイトが決まり、別府司(松田龍平)は『スターシップ対ゴースト』という映画をみんなで見ようと言い出した矢先にチャイムが鳴り、大菅直木(大倉孝二)が来て、早乙女真希(松たか子)は「山本あきこさんですよね?任意同行のお願いに参りました。」と言われ、明日任意同行して話を聞くことになってしまうのでした。
カルテットの絆
早乙女真希(松たか子)は3人に「ごめんなさい。私、早乙女真希じゃないです。私、嘘ついてたんです。14年前、戸籍を変えました。戸籍買って逃げて東京行きました。それからずっと早乙女です。偽早乙女真希です。なりすましてました。幸いずっとバレなくて結婚しました。名前もらってしれーとして、ずーと騙してました。皆さんのことも騙しました。カルテットなんか始めちゃって、仲良くしたふりして私、嘘だったですよ!見つかったので、明日の演奏が終わったら警察に行ってきます。もうおしまいです。お世話になりました。本当の私は…私は…」と泣き出してしまいます。
それを聞いた世吹すずめ(満島ひかり)は「真希さんもういいよ!もう何にも言わなくていい!真希さんが昔誰だったかとか何にも!私達が知ってるのはこの真希さんで、他のとか本当にどうでもいい。人を好きになることって絶対裏切らないから、知ってるよ!真希さんがみんなを好きなことぐらい。絶対それは嘘なはずないよ!だってこぼれてたもん。人を好きになるって勝手にこぼれるものでしょ?こぼれたものが嘘なわけないよ!過去とかそういうのなくても音楽やれたし、道で演奏したら楽しかったでしょ?真希さんは奏者でしょ?音楽は戻らないよ!前に進むだけだよ!一緒!心が動いたら前に進む!好きになった時、人って過去から前に進む!私は真希さんが好き!今信じて欲しいか?信じて欲しくないか?それだけ言って!」と告げます。
すると早乙女真希(松たか子)は泣きながら「信じて欲しい。」と告げ、世吹すずめ(満島ひかり)は抱きつき「じゃあ別府さん『スターシップ対ゴースト』見ましょうか?」と言って、4人で映画を見るのでした。
映画を見終わった後、家森諭高(高橋一生)は別府司(松田龍平)に「人間には2種類いて、人生やり直すスイッチがあったら押す人間と押さない人間、僕はもう押しませーん。なんで押さないと思う?みんなと出会ったから」と告げます。
翌日、最後の演奏を終え、早乙女真希(松たか子)は「家森さん、私も人生やり直しスイッチは押さないと思います。別府さん、あの日カラオケボックスで出会えたのはやっぱり運命だったんじゃないかな?すずめちゃん預かっててくれる?」とヴァイオリンを渡そうとすると、世吹すずめ(満島ひかり)は「真希さん誕生日いつ?」と聞き、早乙女真希(松たか子)は「6月1日」と答えると、世吹すずめ(満島ひかり)は「一緒に待ってるね!」とヴァイオリンを受け取るのでした。
早乙女真希(松たか子)は「ちょっとお手洗い行ってきますね!」と言って、その場を後にし、世吹すずめ(満島ひかり)は楽屋で泣き崩れるのでした。
早乙女真希(松たか子)は警察に連行されて車に乗り込むと、大菅直木(大倉孝二)に「ラジオ切ってもらっていいですか?頭の中に思い出したい音楽がいっぱいあるんです。」と言って、軽井沢を後にします。
別荘に帰った世吹すずめ(満島ひかり)は早乙女真希(松たか子)の代わりに食事を作り、3人で食べるのでした。
キャスト
巻真希→早乙女真希→山本あきこ(松たか子)
世吹すずめ(満島ひかり)
家森諭高(高橋一生)
別府司(松田龍平)
来杉有朱(吉岡里帆)
谷村大二郎(富澤たけし)
谷村多可美(八木亜希子)
巻幹生(宮藤官九郎)
巻鏡子(もたいまさこ)
出典:http://www.tbs.co.jp/quartet2017/cast/
感想
毎回、神回だと思わされる『カルテット』ですが、最終回を前にして、またも神回でしたね!
早乙女真希(松たか子)の悲しい過去が明らかとなり、だからこそ普通の人になりたかったというので、巻幹生(宮藤官九郎)との生活での場面で家族を求めていたというのが、ここにきて伏線となって効いてくるとは…
恐るべき脚本力ですね!
さらに今回は早乙女真希(松たか子)と世吹すずめ(満島ひかり)の絆と名台詞も連発で、何度も泣けるシーンの連続でしたね!
世吹すずめ(満島ひかり)の演技力はやっぱり凄くて、引き込まれまくりでした。
そんな中、来杉有朱(吉岡里帆)だけが相変わらずな感じで、そのバランスもまた良かったですね!
人生やり直すスイッチがあっても、みんなと出会えたから押さないという家森諭高(高橋一生)にも感動しました。
次回はいよいよ最終回で、まったくどんなラストになるのか予想できませんが、毎回想像を遥かに上回ってくれるので、最後だと思うと寂しい気もしますが、最終回が待ちきれませんね!
『カルテット』ネタバレ
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